西さがみ福祉会として
情報管理について
保育園にはたくさんの情報であふれていますので適切に管理し活用します。
一人ひとりの情報なので大切にしっかりと守ります。
情報管理
■個人情報保護に対する基本方針
1.基本方針
山王保育園では、当園が扱う個人情報の重要性を認識し、その適正な保護のために、自主的なルールおよび体制を確立し、個人情報保護に関する法令その他の関係法律および厚生労働省のガイドラインを遵守し、利用者の個人情報の保護を図ることを宣言致します。
2.個人情報の適切な収集、利用、提供の実施
(1)個人情報の取得に際して、利用目的を特定して通知または公表し、利用目的意にしたがって、適切に個人情報の収集、利用、提供を行います。
(2)個人情報の収集、利用、提供にあたっては、本人の同意を得るようにします。
(3)個人情報の紛失、漏えい、改ざんおよび不正なアクセスなどのリスクに対して、必要な安全対策、予防措置などを講じて適切な管理を行います。
3.安全確保の実践
(1)個人情報保護の取り組みを全職員へ周知徹底させるために、個人情報保護に関する規定類を明確にし、必要な教育を行います。
(2)個人情報保護の取り組みが適切に実施されるよう、必要に応じ評価・見直しを行い、継続的な改善に努めます。
ご意見・ご要望について
山王保育園は、利用者の皆様から寄せられたご意見・ご要望について、適切な対応によりその解決にあたります。ご意見・ご要望およびその解決については、個人情報に関するものや申込者が拒否した場合を除き、当ホームページに公表し、保育園の改善に努めます。
ご意見・ご要望の解決のための仕組みについて
ご意見・ご要望を活かし、保育サービスの向上に努め、皆様にご満足頂ける質の高い保育を目指します。

ご意見・ご要望解決公表
山王保育園は、利用者の皆様から寄せられたご意見・ご要望について、適切な対応によりその解決にあたります。ご意見・ご要望及びその解決については、個人情報に関するものや申込者が拒否した場合を除き、当ホームページに公表し、保育園の改善に努めます。
情報公開
確認したい項目をクリックいただきますと、PDFが表示されます。



カスタマーハラスメントへの対応に関する方針
方針作成の背景
近年、カスタマーハラスメントという言葉が多くの職場で問題視されるようになってきました。カスタマーハラスメントとは、顧客や利用者からの過剰な要求や不適切な言動によって、従業員が精神的、身体的に苦しむ状況を指します。この問題は特にサービス業で顕著ですが、保育現場でも同様の状況が発生しています。
保育士は、子どもたちの成長を見守り支援する重要な役割を担っていますが、その一方で保護者からの過剰な期待や要求、不適切な言動に悩まされることが増えています。
保護者の立場からすれば、自分の子どもに対する関心や心配が原因となることが多いですが、その感情が度を超えると、職員にとっては大きなストレスとなり、場合によっては職場環境の悪化を招くことがあります。
私たち社会福祉法人 西さがみ福祉会(以下、「当法人」といいます。)は、将来、社会の担い手となる子ども一人ひとりの健全な心身の発達を目指し、保護者及び地域とともに子どもを育成するという想いのもと、地域に密着した保育事業を実施しています。お陰様で多くの皆様からご愛顧を賜っております。
しかし、残念なことに、ごく僅かですが、改正労働施策総合推進法(通称:パワハラ防止法)に則って考えた際、カスタマーハラスメントと言わざるを得ない保護者が見受けられることも事実です。私たちも、みなさまと同じ感情を持つ「人」です。心ない誹謗中傷を受けることで、職員が心身の体調を崩してしまうこともあります。
実際、ほかの園において保護者によるハラスメント行為により職員がうつ病などに罹患し、休職あるいは退職せざるを得なくなったという事例が発生した話を聞きます。当法人には、職員の健康と安全に配慮する義務があり(労働契約法第5条)、快適な職場環境の実現と労働条件の改善を通じて職場における職員の安全と健康を確保しなければなりません(労働安全衛生法第3条)。そこで、当法人は、カスタマーハラスメント行為から職員を守るために、我々の考えを公表させていただくことにしました。
方針公表によって目指したい世界 ~関わる全ての人の幸せの実現~
私たちは、将来、社会の担い手となる子ども一人ひとりの健全な心身の発達を目指し、保護者及び地域とともに子どもを育成するという想いのもと、日々業務に邁進しております。しかし、お子様を育てていくためには、私たちの力だけでなく、保護者の皆様、地域社会の皆様との良好な関係のもと、共に手を取り合ってお子様を育んでゆくことが最も大切であると考えています。
私たちがこの方針を作成し、公表させていただいたのは、カスタマーハラスメントに対しての対策のみを目的としたものではありません。お子様、保護者の皆様、地域社会の皆様との信頼関係を築き、気持ちの良いコミュニケーションを通して、さらにはお子様への教育保育の質を高めることを、目的としています。方針の公表により、当法人の職員が、カスタマーハラスメントへの対応に悩まされることなく、お子様と向き合うことに専念できるようになることで、教育保育の質をさらに向上させることができると考えております。
今後も、当法人一同、保護者の皆様、地域社会の皆様と連携しながら、お子様に質の高い教育保育を実施していくために尽力してまいります。
当法人が考えるカスタマーハラスメントとは
2019年6月5日公布、2020年6月1日に会社法上の大企業に対して施行された改正労働施策総合推進法(通称:パワハラ防止法)に基づき、当法人は、「保護者等からのクレーム・言動のうち、当該クレーム・言動の要求内容の妥当性に照らして、当該要求を実現するための手段・態様が社会通念上不相当なものであって、当該手段・
態様により、労働者の就業環境が害されるもの」をカスタマーハラスメントと定義し、以下のような行為がそれに該当すると考えています。
身体的な攻撃
・職員に向かって物を投げたり、突き飛ばしたりするなどの行為
精神的攻撃
・人格を否定するような言動
・侮辱的な言動
・誹謗中傷行為
・長時間にわたり必要以上に何度も同じ内容で激しく叱責するなどの威迫・脅迫・
威嚇行為
・他者の面前で大きな声で威圧的な叱責を繰り返す
・事実ではない事柄や、事実かどうか不明な内容を口コミやSNSなどで拡散する
過剰・過大な要求
・当法人が提供できない過剰・過大な教育・保育の要求を強いる
・法令・契約に基づかない根拠のない返金や補償の要求
・同じ要望やお問い合わせの過剰な繰り返し
・合理的理由のない謝罪要求
・職員への処罰の要求
・当法人の都合を無視した一方的な面会要求
個の侵害
・正当な理由なく職員の個人情報(住所、学歴、家族構成など)を聞き出そうと
する行為
・職員の個人情報をSNSに投稿するなど職員のプライバシーを侵害する行為
カスタマーハラスメント発生時の当法人の対応
当法人では、カスタマーハラスメントとみられるような事象が発生した場合に備えて、その事象がハラスメントにあたるかどうか判断するための窓口を設置し、ハラスメントに適正かつ迅速に対応をするため、外部機関(弁護士、警察等)との連携を強めてまいります。その上で、実際カスタマーハラスメントが発生した場合には、外部機関からの協力を仰ぎながら、毅然とした態度で対応します。
先ほど挙げたカスタマーハラスメントの具体例はあくまでも一例ですが、このような事象がみられた場合、当法人として充分な教育・保育の提供が困難となります。場合によっては、安全な保育を行うことが出来ないとの判断に至った場合、退園(退所)をお願いする場合があります。また場合によっては、臨時休園の措置を講じる場合がありま
す。
カスタマーハラスメント防止を強化するための当法人の対応
当法人は、私たち自身がカスタマーハラスメントの被害者とならないように、以下の対応を行います。
・カスタマーハラスメントに関する相談窓口を設置する
・カスタマーハラスメントに関する研修会の実施
・外部機関(弁護士、警察等)と連携を強化して、カスタマーハラスメントに迅速
に対応する体制の構築
・カスタマーハラスメント事案を通じて、実際の対応やその経過を園内で共有し、
ノウハウの蓄積に向けて情報の保存を強化する。
・速やかに弁護士に相談できる体制を構築する。
最後に
お子様の健全な発達・発育のためには、保護者の皆様のご協力が不可欠です。当法人では、お子様一人ひとりにあわせた細やかな教育・保育を心掛けていますが、私達だけではうまくいかないこともたくさんあると思います。やはり、保護者の皆様に温かくお子様をお見守り頂くと同時に、当法人での教育保育の内容のフィードバック等にもご協力を頂き、共にお子様の成長を喜び合いたいと考えています。
そして、何よりお子様が安心して登園して頂けるよう、保護者の皆様と当法人だけでなく、保護者の皆様同士での良好な関係性の構築にご協力を頂けますよう、併せてお願い申し上げます。



